END6ヶ月間生存日記
ガラ‥‥




亮『‥‥おっと‥章大来とったん??』

章『んーちょっとな−』

亮『なんかな‥???まだこの病室に優希おる気してな‥???』

章『‥‥‥そやな‥‥』

亮『ドア開ける前に期待してまうねんっ‥優希中おるかもしれんってっ‥』

章『‥‥‥‥俺もやで‥』

亮『‥‥ごめんな‥俺ずっと泣いてんな‥っ‥っ』

章『ええよ‥』

亮『章大なんで泣かんのや‥??』

章『優希に‥泣かんといてって言われてるからやで???』

亮『‥‥‥章大そんな強い奴やった???』

章『さぁ‥泣き虫やけど???』




久々に亮が軽く笑いながら喋る‥

俺も久々に笑いながら話したんかもしれへん‥




章『‥‥っごめん俺やっぱり泣き虫やわっ‥』




あかんわ‥ごめんな優希

葬式もずっと泣くの我慢してんけどな???今だけは我慢でけへん‥

ベットの上の優希の読みかけのegg‥

机の上のトランプの山‥

洗面所の前のくし‥

あまりにもこの部屋には優希が残りすぎてるねん‥




亮『優希‥‥俺の事恨んでるやろな???』

章『‥‥なんでそう思うん??』

亮『俺最後まで最低やった‥恨まれてもしょうがないねん‥』




ガサ‥




章『亮‥優希は亮恨んだりしてへん‥それ見てみ‥』




俺は一冊のノートを亮に渡す。

優希が最後に残した俺らへのプレゼント‥
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