END6ヶ月間生存日記
亮『章大!!!』

章『おぉー亮何してるん???』

亮『んー一緒に仕事行こう思って‥多分お前ここおると思ったから‥』

章『よー分ってるやん(笑)』

亮『‥‥‥桜‥満開やな‥???』

章『優希に見せたりたかったな???』

亮『そやな‥‥さっ行こうや。』




忘れれるはずがないねん

俺の中から消える事はないねん

ザァ‥ッ

桜は舞う‥

遅咲きな桜はどこまでも舞う‥

もうここには優希はおらへんけど‥

色んなことをかけがいのない事を‥

俺らに教えてくれたやんな???




亮『章大何ぼーっと木見てるねん(笑)はよ行くで???』




それを敬意して‥




章『わかったー先歩いとってー』




君に僕からの最後のプレゼントを贈ります。

ひらり‥




章『今でも‥これからも‥大好きや優希 ‥』




【6ヶ月生存日記】

なんとも悲しい響きのノートの最後のページに

君へのプレゼントを挟みました。




章『亮歩くん速いわー待ってーや!!!』

亮『来るんが遅いねん!!!』








遅 咲 き な 櫻 の 花 び ら を 一 枚

綺 麗 な 桃 色 の 花 び ら を 一 枚








泣くのを我慢してきつくノートを閉じてもうたから

桜色が次のページにも染み渡っている所が目に見えるわ。

優希はきっとそれみたらこう言うやろな???




「綺麗な色やね???」




なんて考えてたら風がさらっと俺の横を走って行った。
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