黒蜜蝶
「輝!ノブ!!」

男子生徒が2人を呼んだ


「行ってきな!」

めぐチャンはノブくんの背中を押した

「ハイハイ!」

ノブくんと輝は男子生徒の所に消えて行った――


「櫁稀…だっけ?その男がそんなに気になんの?」


「うーわかんない。」

うん。わからないの

確かに会いたいとは思う…けど…


「じゃ、いっそのこと『櫁稀』って入れちゃえば?」

めぐチャンはあたしの鎖骨に指を置いた


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