時代を越えた物語
何でさっきまでは何も感じなかったのに・・
どうして、突然・・・

耳鳴りがひどい・・・

私はその場に疼くまってしまった


暫くして目を開けるとそこは寺田屋の天井が見えた

ゆっくりと起きあがると丁度、中岡が入ってきた、男の格好で
私を見て布団の方に近寄って来た

「昔、お前に会った気がするのは気のせいか?」

私は首を縦に振った・・・・

「私も貴方に会ったことがあるような気がする。幼い頃に神社でよく
遊んでた少年に」

中岡が目を見開き私の手を掴んだ

「やっぱり、お前なのか!?元気で明るくて、いつも髪を上の方で
結わいてた女の子って!!」

確かに私は幼い頃何時も、ポニーテールをしていた・・

しかし、私は少年の顔を覚えていない為、中岡が本当にあの子かは
分からない・・・・



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