今日から私、男子校

そう思っていると
先生は階段を
上がっていった――――――――――


私も夕食を食べだした。

私が夕食を食べ終えて
部屋に上がると


扉ではなく
壁から コンッコンッと
音がした


とりあえず
“はい”と
返事をすると

「高橋 気づいたか?」

『何がですか?』

「壁だよ。」

『あっ!穴の空いてた
事ですか?』

「そうなんだよ。
前住んでたやつが
壊しちまって
まだ管理人には
バレてなくて
今バレたら俺達が
弁償しなくちゃ
なんないから
黙っててくれ。頼む」


『良いですよ。俺も
弁償は困るんで。』

「そうか、良かった。
じゃ 俺
夕食食べてくるから」


と言ってから隣のドアが
開く音がして
階段を降りていく
音が聞こえてきた――――――――――



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