くじら
綾部伯爵は貴族院議員で由緒正しい伯爵(だと聞いた事があった)
婚約者てびっくりだわ…
ちょっと不機嫌そうに頭を下げた
「織人さん、こちら私のお友達の四条瑠璃子さん。」
ペコと私は頭を下げた。
目があって ははと笑う
目が青い…。
「ハーフです、一応。母が向こうの人で…。」
「ああ、…そうなんですか。綺麗…な色ですね」
ふっと笑い綾子さんを見る
綾子さんも何も言わず笑ってる
何だかお似合いな二人…
いいな。
「大丈夫ですか?」
「あ、えぇ…。ちょっと考え事を、すいません…」
綾部さんが不思議そうな顔で聞いてきた
「瑠璃子~、」
母様の呼ぶ声がした。
「大丈夫?瑠璃子さん、また学校……家に招待するわ。」