くじら
綾子さん家に泊った
翌日、私は四条の家に帰った
もちろん先生はいなかった
わたしに出来る事
―昴さんと
結婚する事じゃない
きっと…別の方法
みんなが
批判する方法がきっと、
わたしに出来る事
「瑠璃子、明日は舞踏会があるらしいから…。準備するのよ」
「あ、はい母様。」
舞踏会…
確か仮面舞踏会とかなんとか…
色んな人と知り合える
チャンスだから母様は
張り切っている。
榊様の事は
気にされてないみたい
母様も きっと父様が
裏でしている事知らないわ