くじら








「…おはよう!瑠璃子さん」




「あ。綾子さんおはようございます」




綾子さんは昨日と
かわりなく元気だった




「あの、昨日はごめんなさい。途中で抜けちゃって…」



「いいわよ。また何があったかまた聞かせて頂戴ね」



綾子さんは
楽しそうに笑った



「うん。もちろん」





先生は私と同じくらいに
起きて散歩している



「そういえば織人さんは、まだ?」



もう8時で
起きてもいい時間なのに…



「きっと練習してるわ。剣道の…、本っとうに変な人」



「剣道?なさるの、」



「…あっちでは普通にしてたみたいで。練習してると落ち着くらしいの…はぁあ」






綾子さんは
呆れたため息をはいた




「……ご飯先に食べましょう?きっと戻ってくるわよ」




綾子さんは 付き合って
られないわとぼやいてた





何かいやな
思い出があるのかも



とこっそり考えた
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