くじら



雅昭様は
くくっと笑いながら話す



『君は…神に愛される運命なんだな。少し羨ましいよ…』




「……あまり褒められても嬉しくないですね。愛されようが、結局はその神様に憎まれるんですから」




『皮肉が上手いね…、明日来るらしい。少し早いが……こちらも段取りをつけておくよ。』



雅昭様は苦笑しながら言う






『…四条の娘さんとの事はまだ先に。この悪戯の後に十分時間を与えるよ、久白君』














神が最後の最後で邪魔をする










とことんやってみるがいいさ。










神なんかにおれのすべてはやれない
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