くじら

「彼は本当に賢い男で…大学の時知り合ってね…教師にさせとくのは勿体ないと思ったが彼の夢だから…。」





「……はい」




「久白は君に全て話してるんだな。よく受け入れられたね…」




澄さんを好きだった…




「全て受け入れられた訳じゃありません。……けれど、少しずつわかっていきたい…です。先生の事まだ知らない事ありますし…」




「そうか…」




綾部伯爵はふかく頷いた





「……話が横路にそれてしまったけど、君の気持ちを聞けて良かった。安心して作戦を進められるよ…」





「作戦…?」






「久白君を神から助け出す作戦…。」







< 324 / 370 >

この作品をシェア

pagetop