くじら
先生らしからない
ちょっと不真面目そうな人
だったけど
先生の所に案内した…
先生はわたしの顔を
見て笑顔を浮かべた
変わらない笑顔
だけど
少しの距離を感じた
「どうし…」
「今日わ、藤堂。久しぶりぃー」
先生は 倉田ぁと
椅子から立ち上がった
「な、お前、久しぶりだなぁ…。本当に」
敬語を使わない先生は
懐かしそうに
倉田さんを見て笑ってる
わたしに笑った笑顔とは違う…
少し倉田さんが
羨ましくなった…