くじら









先生が 落ち着いたのは
それから2時間後






用意した 客間で
先生はベットに横になっていた




お風呂からあがった後
急に 倒れてしまった




「……はぁ一先ずは良かったです。」





バタバタと走り回った。


こんな時 テキパキ出来る
母様を少し尊敬する






「ありがとうございます、瑠璃子さん。助かりました」




熱のある
先生はうっすら笑った



「…構いません。にしても何故わざわざ、何か御用でもあったんですか」





ずっと気になってた





「…貴女が…気になって、」




「私が…?」



先生は うつろな目で
私を見た





今にも寝てしまいそうな目





ドキッとした…



「……今日は確か、御両親が居ないでしょう、瑠璃子さんが一人きりだと…、思って」
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