獣百匹☆紅一点!?



卒業式当日。



三年生は、みんなかっこよくて、私は泣いてしまった。




「未羽、泣くなよ。」



「また、あえる…」



「可愛いなぁ♪」



「会長ぉ…薫…恵先輩っ」



みんなが、私のことを抱きしめてくれる。



「おいコラ。てめぇら俺の未羽にさわってんじゃねぇよ。」



「今日くらいいいだろ。」



「嫉妬…」



「男の嫉妬って醜いよねー」



「……くそ。今日だけだぞ。」




「うぅ〜みんなぁ〜」



「あ、わり。俺いかねーと!」


「俺もー」


「俺も…」



三人は、用があるといってどこかにいってしまった。



「うぅ〜鏡夜ぁ〜」



「ったく…どんだけ泣いてんだよ」



「かなしぃ〜」



「…未羽、一回しか言わないからよく聞けよ?」



「ひっく……うん…?」



「…愛してる。お前が卒業したら、迎えにくるから。それまで浮気すんなよ。」



「うぇ……?」



びっくりして、涙とまった…



「つまり…結婚しよう」



うそ…っ



「…返事は。まぁはいしか受け付けねぇけど。」



「は、はいっ!はいはいはい!!」



「はいはいうるせーよ。



「はいっ…鏡夜、だいすきっ!」



「知ってる…」




優しく微笑み、私に甘いキスをくれる。


幸せで、幸せで…

私、この学校にきてよかった!




「結婚したら、抱くから。」



「え、えぇ!?」



「手加減しねーぞ、覚悟しとけ」



「エッチー!!」










end_
< 149 / 150 >

この作品をシェア

pagetop