獣百匹☆紅一点!?
「大きくなったなぁ、未羽♪」
「パパーっおかえりぃー!寂しかったよぉー…ふぇっ」
久しぶりのパパの温もりに、思わず涙が溢れる。
「もう、未羽ったら…甘えん坊なんだから。」
ママが、私のほうを見ながら呆れたように笑う。
「だってだって!久しぶりのパパなんだもーんっ」
「体は大きくなっても、心は泣き虫な未羽のままか〜?」
「もうっ!うるさいっ」
アハハハ…
私は、パパが帰ってきたことに浮かれて、ちゃんと考えてなかった。
“どうしていきなり帰ってきたのか”…
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