獣百匹☆紅一点!?
「あ…」
そこには、仰向けに寝そべりながら本を読む薫先輩がいた。
「誰も上ってきていいなんて、言ってないんだけど…」
「でも先輩、ダメとも言ってないですよね??」
「……。」
やっぱり、静かな人…
沈黙も、なんだか心地いい。
「先輩、隣いいですか?」
「……。」
返事がないので、勝手に隣に座った。
「いいって言ってない…」
「だめですか??邪魔しないです」
「……(変な女)」
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