獣百匹☆紅一点!?



「……え?」



「だから、明日引っ越しするから♪未羽、転校ね?」



「……………はぁー!?」




ちょっと待ってよ!
なに、いきなり転校って!?




「やだよっ!友達に何も言ってないし、何も準備してないよ!?」



「準備なら、ママがしてくれたよ。友達には、今電話で言えばいい。」



「ちょっ…やだよ!別れたくないよっ」




せっかく仲良くなれたのに…
こんな終わり方なんて、いやだよ




「…ごめんな、未羽。」




パパは、私の頭を優しく撫でる。


…悲しそうな顔のパパ。

そんな顔しないで…




「いーよ…。みんなに電話してくるね。」



「ごめんな、未羽…」



「大丈夫だよ♪」




私は、電話を持って自分の部屋に行った。




パタン…




「ふぇっ……ちえちゃん……ヨウコ、まりちゃんっ……離れたくないよぉっ…うぅ…っ」



私は、クラスみんなに引っ越しのことを伝えて、眠りについた。





「未羽…辛い思いさせて、ごめんな…。」










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