獣百匹☆紅一点!?



『さあ、まず最初は…100m走!!』



「鏡夜ー、絶対一位だぞ!」


「キクー、鏡夜先輩にも負けんなよ!?」



「「ぜってぇ一位とる★」」



100m走には、鏡夜先輩とキクくんが出る。

私は一応キクくんと同じ団だから、キクくんを応援しないと…



「キクくーん、がんばれーっ」



そう叫んだとたん、鏡夜先輩がギロッとこっちを睨んだ。


「…っ!」

こ、怖い……っ
でも鏡夜先輩は青団で…応援するわけにはっ


悩んだ末に、私は口パクで先輩にエールを送ることにした。



すると、鏡夜先輩はニッとと口角を上げ笑った。


どきんっ


「…かっこいい……」



真剣にゴールを見つめる鏡夜先輩の横顔はすごくかっこよかった。










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