獣百匹☆紅一点!?
「あ、おかえり未羽ちゃん…って、なんか赤いよ?」
「えっ……そ、そんなことないっ!!き、気のせいだよ!」
「…?そう?」
「うんっ!あ、次の競技、始まるねっ!!なんだろな〜」
明らかに挙動不審。
でも、だって、恥ずかしいんだもん……
「次は、借り物競走だよ〜会長と、薫先輩がでるよん♪」
「会長と薫先輩!?なんか、その二人が自分の団のために一生懸命走るなんて、想像付かないんですけど…」
そう言うと、苦笑いのキクくん。
「うん。だから、強制的に楽な借り物競走に出させたの。」
「あ、そうなんだ…」
会長はともかく、薫先輩が走る姿なんて想像付かないや…
ちょっと、気になる♪
なんて、少しウキウキしていると、借り物競走の準備が整い、競技が始まろうとしていた。
.