獣百匹☆紅一点!?



「いやな訳じゃ、ないんですが…」


「「じゃあいいじゃん。」」



か、勝手に納得しないで下さいっ



「…おい薫、未羽はお前の事嫌がってんだよ。離せよ。」


え、えぇ!?
薫先輩だけって訳じゃ…



「……。」


完璧無視の薫先輩。
さすがに会長さんもいらついたみたい…



「シカトしてんじゃねぇよコラ。てめぇの顔についてるそれは飾りですか?あぁ?」


薫先輩の顎をくいっと持ち上げる会長さん。


あ、あのなんか…
キスする体制みたいになってますが…



「…触んな。」



会長さんの手をペシッと払いのける薫先輩。


あぁ、そんな事したらますます会長が…っ



「…ナメてんのか?あ?喧嘩売ってんのか?」


ひ、額に青筋がたってる…っ



こ、このままじゃヤバいっ
私が止めなきゃ〜っ



「せ、先輩方っ!!」



「「あ?」」


こ、怖いようっ


「け、喧嘩はやめて下さい…」



「「っ!!」」



先輩達の顔が一気に赤くなった。


余計に怒らせちゃった…!?










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