獣百匹☆紅一点!?
「あ、未羽ちゃん♪」
笑顔で迎えてくれるキクくん。
なんか、いやされるぅーっ
「キクくんっただいまぁ〜」
「お、おかえりっ?あ、薫先輩、会長っお疲れさまです」
「おう」
「ん…」
会長は、赤団に戻っていった。
薫先輩はというと…
「あの、先輩……」
「ん?」
「落ち着いて応援できないんですが……」
私は今、薫先輩の膝の上にいます。
「…ん……」
いやいや、んじゃなくて。
「先輩、離して下さい」
「…やだ……」
キュンッ
ちょ、ちょっと…
可愛すぎるんですけどっ
「先輩…応援、しましょ?」
「っ……うん。」
抱きしめられているから、首だけ振り返り、傾げてみた。
…目、反らされた……
そんなに見苦しかったのかな。
ちょっとショック…
なんて、ちょっと傷つきながらも薫先輩とキクくんと三人で応援を始めた。
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