獣百匹☆紅一点!?
微妙な変化です。
♪〜♪
陽気な音楽が、グランドに流れる。
体育祭の後、こうして自由時間があるんだ。
遊んだっていいし、寝ててもいい。
大半は、学校で打ち上げをしている。
私も黄団の打ち上げに参加していたけど、なんだか気分が乗らなくて、抜け出してきた。
「未羽ちゃんっお疲れ♪」
「キクくん…私、何もしてないけどねっ!」
「いやいや、未羽ちゃんがいるだけでみんなやる気倍増だからっ!」
「…?うん?」
キクくんは何を言ってるんだろう?
「元気、ないね?」
「…そうかな?元気だよっ!!」
正直、境夜先輩の顔が頭から離れなくて、考えてた。
キクくんに心配かけちゃったかな。
「未羽ちゃん……。」
「んっ?」
「踊ろっか☆」
「…えっ!?」
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