獣百匹☆紅一点!?
「ホラホラ〜♪」
「ちょ…キクくん!?」
キクくんはぐいぐい私を引っ張り、踊り始める。
「えっキクくん…っアハハっ」
「楽しいでしょ〜?」
「アハっ…ていうかっ、プッなにこの踊り!?アハハッへんてこーっ」
「テキトーに…っていうか、未羽ちゃん笑いすぎでしょっ!」
「アハハッ…もう、おなか痛いっ!」
私が涙を拭いていると、キクくんは踊るのをやめた。
「…キクくん?」
何かと思って、キクくんの顔を見上げると、
ドキッ……
「やっぱり、未羽ちゃんは笑顔が一番だよ。」
そう言ったキクくんは、素敵な笑顔していて…
とても、ドキドキした。
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