ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】
グダグダやってるうちに、東郷組のヤツラが駆け付けたらしく、けたたましいドアの開閉音がこちらまで響き、複数の慌ただしい足音がもの凄い勢いで近付いてきた。
「皆人、来い!」
兄貴が呼ぶので、俺はベッド上に飛び乗り、そのまま横切って兄貴がいる側へと移動した。
兄貴が身を屈め、ベッド下の隙間に両手を逆手に差し込んだ。
つられて俺も、兄貴と同じ体勢をとる。
寝室のドアが開くと同時に、俺たちは持てる力全てを手先に集中させ、勢い良くベッドを持ち上げ横倒しにする。
男が転げ落ちたっぽい、ドスリという鈍い音が聞こえたのとほぼ同時に、無数の銃弾が、絶え間なくベッドに撃ち込まれる。
横倒したベッドの上から両手だけを突き出し、俺はでたらめに二丁拳銃乱射。
兄貴も銃を握る右手だけを出し、同じようにしながら、
「皆人、両刀か」
と悪戯っぽい笑みを寄越す。
やっぱり、兄貴は微笑むタイミングを間違えてやがる。
「皆人、来い!」
兄貴が呼ぶので、俺はベッド上に飛び乗り、そのまま横切って兄貴がいる側へと移動した。
兄貴が身を屈め、ベッド下の隙間に両手を逆手に差し込んだ。
つられて俺も、兄貴と同じ体勢をとる。
寝室のドアが開くと同時に、俺たちは持てる力全てを手先に集中させ、勢い良くベッドを持ち上げ横倒しにする。
男が転げ落ちたっぽい、ドスリという鈍い音が聞こえたのとほぼ同時に、無数の銃弾が、絶え間なくベッドに撃ち込まれる。
横倒したベッドの上から両手だけを突き出し、俺はでたらめに二丁拳銃乱射。
兄貴も銃を握る右手だけを出し、同じようにしながら、
「皆人、両刀か」
と悪戯っぽい笑みを寄越す。
やっぱり、兄貴は微笑むタイミングを間違えてやがる。