そして、君を傷付ける。【短編】


腕の中にいる彼女を周りは
“都合のいい女”
だとか
“馬鹿な女”
だと言う。

でも、
俺にとっては
“最愛の女”


なら、何で浮気するのかと君は問うだろう…


“浮気には二種類ある”
と人は言うが、俺は心も身体も浮ついた気はない。
確かに、身体の関係はないと言えば嘘になる…
でも、身体さえもお前を求めているんだ。
どんなに違う誰かを抱いたって満たされない
そして、
それは俺の中での彼女への確かな愛情を確かめる手段でしかない。


もう一つ浮気の種類を加えてほしい。






―――“ただの愛情確認”であるというのを




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