先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】




「え…?肋骨…?」



「ええ…肋骨。」




「肋骨って風邪引いた時に凄い咳をしたときにまれに骨折をしてしまうかもしれない骨ですよね!?」


「そうだけど…?だからあまり酷くはないのよ!」



「えっ…?」





正直それぐらいの症状で本当によかった。




「でもね…今日はお見舞いは行けないわ」




「え!?何でですか!?」




「手術の後が相当痛かったらしくて数日程喋れないらしいのよ」





…お母さん…。
たったとは失礼だけど本当それだけの症状でよかった。
いなくなったら…私の家族はもういないもんね。





もちろん…生きている父親はいれない。
ってか…入れたくない。


父親に会ったら私…今何するかわかんない。




そんな自分が怖いからもう父親の事はもう考えないようにしていた。










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