先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
穂乃さんと慎先生の車の方のベンチに座った。
「…穂乃さん…?」
「何?」
「怒ってますか?」
「なっ…なんで!?」
「いや…怒ってそうに見えたので…」
「ううん。怒ってないよ?逆に凄く嬉しいかな?」
「え…なんでですか?」
「やっと二人が両思いになったから…かな?」
「えっ…」
「二人とも鈍感だけど近づくのも早かったし、告白したのも早かったから予想を遥かに越えたからびっくりしちゃった。」
鈍感と言われつつ穂乃さんは私が慎先生の事を好きな事も慎先生が私の事を好きな事も知っていた。
しかも短期間で。
よく人の事見てるのがわかる。