先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
顔を洗って真っ赤だった顔は冷えて真っ赤じゃなくなった。
「意識しないように…頑張らなきゃ…多分慎先生鈍感なんだろうなー…」
「誰が鈍感なの?」
誰かに喋りかけられる。
「いやぁ…慎先生がね?鈍感だな……って慎先生!?」
喋りかけてきたのは慎先生だった。
「里那ちゃんだって鈍感なくせに」
慎先生はどんどん近づいて来た。
ドキドキする。
「わっ…私は慎先生より鈍感じゃないです!!」
「へぇ…?そんな事言うならこうしようかな」
「きゃあっ…」
先生に抱き着かれた。
とってもあったかい。
先生の温もりが感じる様な気がした。
「せ…先生!?」
「抱き着かれるの嫌い…?」
慎先生がまた顔の真ん前で喋る。
「いえ…好きです…」