先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】



顔を洗って真っ赤だった顔は冷えて真っ赤じゃなくなった。




「意識しないように…頑張らなきゃ…多分慎先生鈍感なんだろうなー…」




「誰が鈍感なの?」


誰かに喋りかけられる。


「いやぁ…慎先生がね?鈍感だな……って慎先生!?」




喋りかけてきたのは慎先生だった。






「里那ちゃんだって鈍感なくせに」




慎先生はどんどん近づいて来た。


ドキドキする。




「わっ…私は慎先生より鈍感じゃないです!!」




「へぇ…?そんな事言うならこうしようかな」




「きゃあっ…」






先生に抱き着かれた。


とってもあったかい。

先生の温もりが感じる様な気がした。





「せ…先生!?」




「抱き着かれるの嫌い…?」

慎先生がまた顔の真ん前で喋る。




「いえ…好きです…」









< 243 / 554 >

この作品をシェア

pagetop