先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「まぁ…ポジティブにイメチェンでよくないですか?」
私も少しは気にしていたけど、まぁそう考えた方がいいかもしれない。
「うふふ。そうね。」
穂乃さんはそう言って帰る準備をしていた。
もう10時だもんね。
早いなぁ。
でも明日は学校休むつもりだし、夜更かししてても構わないけどね。
休む事慎先生に言ってないから言わなきゃ…。
「上がったよー」
慎先生がお風呂場から出てきた。
少し髪の毛が濡れている。
多分拭き忘れたのかな…?
「慎先生、おかえりなさいー!」
「ただいま」
ニッコリと笑う慎先生。
カッコイイ…。
「じゃあ私はもうそろそろ帰るわー」
「あっ…穂乃さん、今日はありがとうございましたっ!」
晩ご飯も作って貰ったし…
色々と話が聞けたし…
「え?私何もしてないわよ?…でもまぁ、どういたしまして」
微笑む穂乃さん。
綺麗…というか…可愛い…というか。
「じゃあまた明後日ね?里那ちゃん!」
「あ…はい!」
私と慎先生は穂乃さんを玄関まで見送った…というか外に出て、家の前まで送っていった。
「慎?明日遅刻したら、許さないから。」
「えっ?遅刻したんですか?」
「………。」
慎先生がだんまりしてしまったので、多分図星。?
「慎先生…?明日は遅刻しないで下さいよ?」
「はいはい。ほら!穂乃さんタクシー来たよ?」
「ったく…わかったわね?じゃあまたね!」
「さようなら!」
「またねー」
穂乃さんは手を振ってタクシーに乗って帰った。