先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「ふー…寒い寒い…ただいまー」
と、慎先生はまるで自分の家のように歯医者に入った。
「こんにちはー…」
私も挨拶をして入る。
今はお昼休みなのか患者さんがいない。
「あら!里那ちゃん!」
「あっ!穂乃さん!」
スタッフルームに入るとそこには安西先生と思われる人と穂乃さんと2、3人看護士さんがいた。
「安西先生…この子が先程言ってた彼女です。」
慎先生が私を紹介する。
「ほほう…中山くんのかわいらしいご自慢の彼女さんは君なんだね?こんにちは。」
「こっ…こんにちは…」
前会ったけど中々優しそうな口調だった。
「あれ?前会ったよね?歯医者でだけど。僕は安西博之です。よろしくね。」
「あっ…私は桜谷里那と申します…よろしくお願いしますっ…」
私はぺこりとお辞儀をした。