先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「…凪鎖…変な事言うな…」
慎先生が慌てるというかあわあわしてる。
「なんで?本当の事言っただけなのに?あれ…里那ちゃんまで顔真っ赤だよ?」
凪鎖さんって鈍感…?
「里那は僕の彼女なんだよ…」
慎先生が暴露する。
顔真っ赤…
「えっ…こんな可愛いのがこんな奴の彼女!?」
ポカッ
慎先生は凪鎖さんを叩く。
「いてぇっ…何すんだよ…」
「うるさい。少しは黙れ。そしてとっとと薬置いて帰れ。」
「はいはい。ここにハンコ押して。」
凪鎖さんは薬をだし始めた。
なんか思うんだけど慎先生にとって凪鎖さんって一番仲良いのかな?
凪鎖さんもわりといい人だと思うよね。
それに昨日も電話してたっていつしたのかな?
全然気がつかなかった。
「はい、ハンコ。」
慎先生が証明かなんかしらないけどハンコを押した。
「はいはい、さんきゅ。じゃあまたな?」
「凪鎖さん!…オレンジジュースごちそうさまでした!さようならっ」
私はお礼した。
凪鎖さんは笑顔だった。
「里那ちゃんにもメールするわ。じゃあなー」
「帰れー帰れー」
慎先生はまだ怒っていた。
なんとなくだけど可愛いかった。
でもそんな平和な会話が夜になって後悔する事なんてまだ知らなかった。