先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
それから夜
「はぁー…なんか慎先生もすごいけど、疲れた…」
私はあれから午後の診察が始まり色々と手伝った。
なんか感想は言葉では言えないぐらいすごかった。
なんか改めて『先生』って凄いなぁって実感する。
「あら?もう限界?まぁ、今日はもう終わったけど…慎達…私達は毎日これだから慣れちゃったもんよ」
「ほえー…すごい…」
慎先生は今着替えに行ってて私は待っていた。
今日は遅くなくご飯が食べれそうな気がする。
まだ7時半だし…。
「またあれだったら歯医者来てね?」
「そりゃ…行きますよ!患者さんでもあるし。」
「そうだね。」
穂乃さんはニッコリと笑う。
可愛い…。
ガチャ…
「着替えてきたー」
慎先生が帰って来た。
「さて、私今日は用事あるし…帰るね?」
と、穂乃さんはかばんを持って出て行った。
用事ってなんだろ?
「穂乃さん…用事ってなんでしょね?」
「あぁ…多分プライベートの事だと思うよ? さて僕達も帰ろうか?」
手を差し出す。
私はその手をとって歩く。
慎先生の温かい手はこんな寒い外でも温かい気持ちになれるような気がした。