先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
そして私は可もなく不可もない通知表をもらい、学校を出た。
終業式だから知らないけど学校は11時には終わった。
今は帰り道。
愛ちんとはもうすぐ別れてしまう。
「あー…どうしよ…こんな成績だとお母さんに怒られるっ…」
愛ちんは成績で悩んでいた。
助けてあげたいけどこれだけは実力だよね…
私も人の事言える状況じゃないかも…。
「まっ…まぁ…愛ちん頑張ったし…大丈夫だよ!」
「うん……そうだよね!そうだよ!」
愛ちんは元気をもどす。
早いなぁ。
でも私は元気な愛ちんの方が好きだからいいんだけどね。
「じゃあまたね!いいお年を」
「うん!お土産よろしくね!」
「はいはい。じゃあね!りー!」
愛ちんと別れた。
愛ちんは冬休み中…つまり明日から北海道のおばあちゃんの家に行くらしい。
寒いのにわざわざ自分から近付いて行くとは恐るべし…山下家…
「ただいまー」
誰もいないからまぁ返事なんか返って来ない。
「…にしても朝そのままで行ったせいか…汚い!」
私の脱ぎっぱなしのパジャマ。
慎先生のもある…。
朝使った食器も洗わずに置いてあり
とりあえず朝のまんま。
リビングに至っては昨日のまんま…。
とりあえず…
「片付ける!」