先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「……。」
慎先生がキョトンとする。
「あの、無理だったらいいんです…」
「ううん。無理なんかしてないよ?なんか里那って中学生ぽくないなって」
「えっ、、私おばさんですか!?」
少し落ち込んでみる。
中学生ぽくないって、、、、
「そーいう意味じゃなくて(笑) 何て言うのかな?歯医者嫌いは子供っぽいけど、たとえば若者ってデートといったら遊園地とか、水族館とか・・・そういうベタなものじゃないの?」
「つまりそれって私若者じゃないって事じゃないですか。。でも、いつかまた言ってみたいです。。」
ちょっともじもじする。
なんかこういうのってすごい照れる。
なんでかなぁ・・・?
「じゃあ今度、行こうか?」
慎先生が笑いながら部屋を出る
ドキン・・ドクドク・・・
顔が熱い・・。
慎先生はなんか・・
なんか・・・
「反則・・なんだから・・・」
ぼそっと言った。
「?」
慎先生には聞こえてなかった。