先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「あら、慎くん…?」
お母さんがキョトンとする。
そして、なぜか懐かしい目で見た。
「大きくなったのね…」
お母さんが微笑みそう言った。
「おかげさまで。あの…ちょっとご報告が。」
慎先生も微笑む。
「あら、何かしら?」
私の手を引っ張り、私の肩を寄せた。
「おばさんの娘さん…里那さんと付き合わさせて貰っています。」
肩を寄せた手はべたべた。
私もそんな発言に顔から汗が。