先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「あれ?里那どこ行ってたの?」
「あ・・・着替えに行ってました」
慎先生は穂乃さんと詩織さんと3人で料理を作っていた。
まぁ、慎先生は出来ないから皿とか並べていたんだけどね(笑)
「あっ・・・・私も手伝います!!」
私も急がしそうな2人を見て手伝うことにした。
「じゃあ、里那ちゃんは白菜を切ってもらって良い?」
「分かりました!!」
穂乃さんにもらった白菜を切るという作業に私は専念した。
「詩織ちゃんー皿並べ終わったよー・・おせちはー?」
「あっ・・・玄関!!さっきおいてきちゃった・・」
「分かった。取りに行くよ」
「すみません。。」
詩織さんは微笑む。
そういえば、詩織さんには慎先生が私の彼氏だなんて言ってないんだよね・・
詩織さんが慎先生と玄関に行ってしまった。
「ねぇ・・・穂乃さん・・・」
「何?」
「私・・詩織さんにまだ慎先生が彼氏ってこと言ってないんです・・」
「えっ!?そうなの!?」
穂乃さんが驚いていた。
多分初耳なんだろう。。。
「でも・・言いにくいよね・・詩織ちゃん、慎のこと好きだったし・・」
「そうなんですよね・・前家に来たときに詩織さんがそんなこと言ってました・・・」
「でも、まぁ・・言えるときいえばいいんじゃないのかな?」
「えっ?」
「ほら!雰囲気よ!雰囲気!」
「そっ・・・そうですよね!!」
「あはは」と笑い出す穂乃さん。
それとともに玄関から二人とも帰ってきた。
「玄関さむい・・・」
と詩織さんが帰ってきた。
「ほんと、寒いよね」
慎先生も次に帰ってきた。