先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「あれ?里那、手伝い終わったの?」
「あ、はい・・」
慎先生が「コタツにおいでよ?」と誘われたので行くことにした。
でも・・・・やっぱり、ちょっと行きにくいかな・・
さっきのこと思い出すと慎先生も微笑んでたし・・
ホント・・なんなの・・?
コタツに入るけど、結構合間があった。
------5分後。
「あれ?珍しいね?」
「えっ?何がですか?」
慎先生もさすがに気づいたのか、私は少々動揺した。
「全然近づいてこない・・」
「え・・そうですか・・・?」
「うん」
「普通ですって・・・」
それに近づきすぎたら、詩織さんに気づかれちゃう・・。
「ねぇ、慎先生・・・」
「何?」
「詩織さんに私と先生が付き合ってることって言いました?」
「え?・・・・あっ・・・言ってない・・・」
「やっぱり、先生だから言ってないと思いました・・だから!」
「だから?」
「私にあまり近づかないでください!」
私はミカンを持ちキッチンの方に行った。
先生の鈍感・・・。
多分これって「嫉妬」なのかな・・・・?