先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「・・・・ってことがあったんです・・・。」
「へぇ・・・さっきそんなこと話してたんだ・・」
穂乃さんが苦笑いをする。
「なんかもう、慎先生鈍感すぎるから・・・イラッとしたっていうか・・なんだろう・・・とりあえず・・・なんで言わなかったのかなーって言うのが嫌で・・。」
「なるほど・・。まぁ、確かに言ってない慎が悪いよね・・。でもさー」
「はい・・」
「里那ちゃんんが怒っている理由は多分そこじゃないと思うんだ?」
「えっ?」
「多分ねー・・・慎が詩織と仲良くしてることが気に食わなかったってことじゃないのかな?」
「ってことは・・・?」
食器が洗い終わった。
「嫉妬じゃないの?里那ちゃんの。」
「・・・・・。。」
「あれ?図星?」
「その・・・嫉妬とかあまりしたことないから・・・恥ずかしいというか・・」
「里那ちゃんホント可愛い・・・」
「なっ・・・何言ってるんですか・・・」
「ううん。別に!まぁ、それだけ慎を好きになったってことじゃないかな?当初より慎がもっと好きになったというかな?」
「・・・・・・そ・・・そういうこと・・・ですか・・・・」
なんか恥ずかしい・・・・。。。
「さて?リビング行きますか?」
「あ、はい・・・・」
穂乃さんは私が困ってたことをすぐになんでも教えてくれる優しいお姉さんだ。
なんというか、頼りやすいお姉さんだなぁ・・・。