先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】








なんか惜しい気がするまま、私はまだ若いお母さんに会って家へ帰った。





今とは変わらない家。


でもにぎやかな家。









なんで今はあんなのになっちゃったんだろう。。。








「ねぇ・・お母さん?」




「何ー?」







トントンとタマネギを切るお母さんに話かける。





「お母さんはもし、みんながいなくなったらどうする・・・?」








「え?」





「ううん・・。なんでもないよ!ごめんね!」」






「やっぱり、里斗と里亜が言ったようになんかあの子変・・・」






お母さんはそうつぶやいていた。





「今日はお父さん出張だからご飯は外食って言いたいんだけど・・・」




「えっ?母さん今日なんかあるの?」




里斗兄ちゃんがこっちにやってきた。





「ちょっと里那には悪いんだけど里斗・里亜とお母さんと3人でお母さんの友達に会わなきゃいけないから里那はご飯食べといてくれる?」





「えぇー・・・」





一人は慣れてるけど・・



どうせならみんなで食べたかったなぁ・・・。







「ごめんね!帰りに駅前のケーキ買ってくるから!」





「なら仕方ない!いいよ!」






ケーキは美味しいしね!





「・・・で・・。」



「まだあるの・・・?」



「遅くなるかもだから、中山さんの家行ってお泊まりね?」




「えっ・・・」





里亜がやってきた。



「いいなー!慎兄ちゃんと遊んでもらえるなんて!」



「そうだよ!・・・あっ・・・里亜・・仕方ないって・・将来の『だんなさん』なんだから!なぁ?」





里斗兄ちゃんがそういう。





えっ・・・もうそんな説が経ってたの?



私なんで記憶ふっとんでるの!?








「そーだねー!うわーイチャイチャしちゃだめだよ?」








里亜がにやにやとする。









「こら!里那は悪魔でもお留守番なの!冷やかさないで!」




「「はーい」」





「・・・・。」






「さて行く準備しないさーい!」
















そして30分後。





3人とも出て行った。









なんか、楽しかったなぁ・・・。














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