先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】







「し・・・慎先生?」





「里那どうかした?昼寝はいいけど、もう夜だよ?」





『今』の慎先生がいた。





「いや・・ちょっと・・昔の夢を見てしまいました・・。」




「へぇ・・どれぐらいの?」




慎先生は今帰ってきたらしく、コートを脱いで座った。





「えっと・・・小5ぐらいの時です・・」




「小5とはまた懐かしいなぁ。」




「ですよね・・・内容はあれですけど。。里斗兄ちゃんと里亜がいたら今頃どうなってたんだろうなぁって思いました。」



「ホント、懐かしいね(笑)でも、里斗と里亜もきっと天国で里那のこと見守ってくれてるから、今頃は楽しいと思うよ?今が楽しいワケだし。」



「はい・・・そうですよね!」





慎先生がにっこりと笑う。



私も微笑む。




こうして、短いような冬休みが幕を閉じたのだ。



















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