先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
最終章
始業式明けのこと
「みなさんは楽しい冬休みを過ごせましたか?私は~」
「ふぁ~・・」
「愛ちんあくびながい(笑)」
「そう?校長の話とかすごくつまんないし・・・」
「まぁ、確かに・・」
今始業式真っ最中なのだ。
校長の話なんか当たり前に聞くわけがない。
いや、聞かなきゃダメなんだけど。。
「そういえば、さ?」
愛ちんが質問してきた。
「なに?」
「西倉となんかあったの?」
「え?なんで?」
「いや、近寄って来ないじゃん・・」
「そう?」
「・・・うん。。」
多分・・・クリスマスデートのこと気にしてるのかな・・?
もし、そうだったらなんか申し訳ないかも・・・。
でも・・・やっくんは『お幸せに』とか言ってたし・・・・。
よく分かんない・・・
「りー?大丈夫?」
「えっ?あっ・・・うん・・・」
ちょっと心の隅に何かが残った気がする。
そんな気持ちのまま始業式は終わった。