先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】








「なぁ・・・桜谷?」




やっくんがいきなり歩きだした。





「何・・?」




私も歩き出した。





「この通り・・・だよな?」




「え?何が・・・?」







「慎先生?が居るところ。」



「えっ・・・・・・うん・・・。」




「このまま、手握って走ったらどうなる?」




「嫌だ・・。」




「嫌じゃなくて、桜谷と慎先生はどうなる?」




「え・・・?・・・怒ると思う・・」





「だよな。走る?」




「ばっ・・・バカ言わないでよ!」





「なんで怒るの?」




「だって・・・疑う・・・もん・・・」







『ふーん・・・大切な・・ね?』





あの時の言葉が出てきた。






慎先生は・・・









私がちゃんとこのこと言ったら信じてくれるよね?

















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