先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
それから3分ぐらいしたら看護婦さんが来た。
可愛いらしい看護士さん。茶髪でくるっとしてるパーマ。年齢は20代前半かな?
「はい。里那ちゃんー服汚れちゃうといけないから前掛けさせてね?」
「あ、はい…」
いい香り…
多分香水だけどとってもいい香り。
前掛けしてまた10分ぐらいしたら先生が来た。
カッコイイ………だけど怖い。
怖いとカッコイイと痛い。
幸せと不幸せが一気に来たって感じだった。
「痛いのに待たせてごめんね?それじゃ、倒すね」
「え…あっ…はい。」
「大丈夫よー…先生は痛くないようにやるから!」
看護士さんがそう言うけどやっぱり怖い。
痛いものは痛いし怖いものは怖い。
誰だってそうだと思う。
…でもそんな思いは先生に届かず。
「んじゃあ、口開けて貰えるかな?…怖くて痛いかも知れないけど」
「だっ大丈夫ですから!別に怖いとか痛いとか無いですから!」
…実はの実はで怖いし痛そうだけど。