先生…大好きっ。-歯医者さんとの恋事情?-【完】
「大丈夫です。それより、患者さん、大丈夫なんですか?」
「あぁ…もう今日はおしまいだよ」
もうそんな時間なんだ…
携帯は看護婦さんが今病院と電話しているので無かったけど目の前には時計が合って短い針が8を指していた。
「早いですね…」
「うん。それよりなんかあった?」
先生が本当に心配な顔をしていたので今あった事を全て言った。
先生は悲しそうな顔をした。
話している間に看護婦さんが来た。
「お母さん。大丈夫だって!」
と言う知らせを看護婦さんから聞いてほっとした。
だけど…
「2ヶ月の入院だって…」
お母さんは店を移動している間に車にひかれたらしい。
大丈夫って言っているけど大丈夫じゃないんだ。
これから一人の夜が続くんだ。
いつも夜はお母さんがいてくれたから一人では無かった。
淋しいよ。