愛してるを何度でも
あたしは学校が終わって、先生に呼び出された結衣を待っていたらいつの間にか寝てしまっていた。
「…?ヤバッ!結衣との約束!」
時計を見たら6時過ぎ。
「やっちゃった…。結衣怒ってるかな…」
「やっと起きたね?」
「え?」
結衣?と想ったけど、男の人の声。低くて優しい声だ。
隣をみたら、男の子が椅子に座ってあたしを見ている。
「…誰?」
「え!!結衣から聞いてない?俺、哲って言うんだけど…」
哲君…?
あ!紹介するって言った男の子だ。
「うん!知ってるよ。ごめんね…寝ちゃってた」
「全然いいよ。結衣がそばにいてやってって言ったからさ。
それに寝顔見れたし…」
「え?」
「いや、なんでもない!…あ!自己紹介まだだったね!
俺、田代哲。哲って呼んで!」
「うん!哲くん!あたしは…」
「莉那ちゃんだろ?」
「…うん!莉那でいいからね」
「おう!よろしくなッ」
そう言って哲君は笑った。哲君は笑うと目じりが下がって優しい顔になる。
つられてあたしも優しい顔になる。
哲君は会ってすぐ、いい人だと思った。
「将平と幼なじみなんだろ?」
「え?なんで知ってるの?」
「あ~結衣から聞いたから」
結衣のおしゃべり…
「将平いいやつだよな!さすが俺の親友!」
…え?今、何て言ったの?
親友?哲君と将平が?
そういえばいつも将平といるような気がする…
「俺と将平、気が合うんだよ。高校からだけど、あいつ以上にいいやつはいねぇからさ」
「…そっか…」
胸がしめつけられるのは将平の話題が出てきたからだろうか。
胸の奥が痛い。
「莉那は好きな人とかいるの?」
ドキッとした。
「いないよ~!哲君は?」
「俺は…秘密」
「秘密かぁ~?いつか教えてね★」
「おう。あ!アドレスと携番交換しよ♪」
「うん!じゃぁあたしが赤外線送るよ!」
あたしたちはアドレスと携番を交換して、ずっと話していた。
哲君は面白くてとても優しかった。
こんなに笑ったのは久しぶりだった…
「…?ヤバッ!結衣との約束!」
時計を見たら6時過ぎ。
「やっちゃった…。結衣怒ってるかな…」
「やっと起きたね?」
「え?」
結衣?と想ったけど、男の人の声。低くて優しい声だ。
隣をみたら、男の子が椅子に座ってあたしを見ている。
「…誰?」
「え!!結衣から聞いてない?俺、哲って言うんだけど…」
哲君…?
あ!紹介するって言った男の子だ。
「うん!知ってるよ。ごめんね…寝ちゃってた」
「全然いいよ。結衣がそばにいてやってって言ったからさ。
それに寝顔見れたし…」
「え?」
「いや、なんでもない!…あ!自己紹介まだだったね!
俺、田代哲。哲って呼んで!」
「うん!哲くん!あたしは…」
「莉那ちゃんだろ?」
「…うん!莉那でいいからね」
「おう!よろしくなッ」
そう言って哲君は笑った。哲君は笑うと目じりが下がって優しい顔になる。
つられてあたしも優しい顔になる。
哲君は会ってすぐ、いい人だと思った。
「将平と幼なじみなんだろ?」
「え?なんで知ってるの?」
「あ~結衣から聞いたから」
結衣のおしゃべり…
「将平いいやつだよな!さすが俺の親友!」
…え?今、何て言ったの?
親友?哲君と将平が?
そういえばいつも将平といるような気がする…
「俺と将平、気が合うんだよ。高校からだけど、あいつ以上にいいやつはいねぇからさ」
「…そっか…」
胸がしめつけられるのは将平の話題が出てきたからだろうか。
胸の奥が痛い。
「莉那は好きな人とかいるの?」
ドキッとした。
「いないよ~!哲君は?」
「俺は…秘密」
「秘密かぁ~?いつか教えてね★」
「おう。あ!アドレスと携番交換しよ♪」
「うん!じゃぁあたしが赤外線送るよ!」
あたしたちはアドレスと携番を交換して、ずっと話していた。
哲君は面白くてとても優しかった。
こんなに笑ったのは久しぶりだった…