愛してるを何度でも
「あ!今日放課後みんなでどっか遊びいかね?」

突然ハイテンションでマサ君が言った。

「いいじゃん!」
「結衣も行く!」

哲君と結衣はマサ君の提案に意気投合している。

「莉那は?行く?」
結衣が尋ねてきたけど、あたしは迷った。

行きたいけど…あたしは行かない方がいいと思う…

将平に迷惑をかけたくない


「あたしはいいよ!みんなで楽しんできて?」

「は?なんで~?!莉那が来なかったら結衣、女ひとりだよ?それにつまんない~」

「莉那用事あんの?」
マサ君は定食を食べながら言った。
「ない…けど…」

あたしは困った顔で無言になる。



「来れば?」









あたしを見つめて将平が言った。

思いがけない言葉にあたしは戸惑った。

何年も前から一言も話していない
目も合わさない。
あたしたちはそんな関係になってから、
お互いの存在も見分けられなくなっていって
まさかそんなこと言われるとは思えなくて。

ずっと嫌われていると思ってたから



あたしはそれを聞き逃さず、ゆっくりと将平に目を向けた






「…え?」


将平…

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