愛してるを何度でも
あたしたちはそれ以来何も話していない。


毎日一緒に登下校してたけどあたしも将平も避けるようになっていた

家が隣で鉢合わせしても、目も合わさない、何も話さない。


毎日登下校したり、お互いの家に遊びに行っていたこともなくなった。









周りの人たちもびっくりするほどにあたしたちの関係は変わった…









あたしが告白する前日、将平の家にいつものように行って、ご飯食べたり、ゲームして遊んだりしていたのに…


あたしは自分が告白したことをとても後悔した。


あのとき、告白しなければきっとあたしたちは今も普通に会って、話して、遊んでいるはずなのに。


あの告白を「後悔」という言葉で片付けられるほどそんな生温いことじゃない。



後悔しても手遅れだった…



周りの人が驚くほどに、あたしたちは変わった


友達も親さえも将平の話をしなくなった




どうしたらいいのかなんて誰にも分からなかった……








あの告白からもう三年経つ。

今でもあたし達は何も話さない。

そしてあたしの気持ちもあのころと何ひとつ変わっていない。

この想いは心に秘めておく。


もうこれ以上、嫌われたくないから…。


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