Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
上ではぁ…と溜息をつかれるとやっと目と目が合わさった。
首まで真っ赤だよ…照れてる顔が可愛く見える。
「お前なぁ…まぁ、いいや。さっきヒロとキスしてただろ。」
「なんだ、そんなこと…」
勘違いもほどほどにしてほしいわ。
もっと大変なこと聞かれるかと思ってドキドキしてたじゃん…
もっとも、ドキドキなんて最初からしてんだけど。
「捺はヒロが好きなのか?じゃあなんで俺ともキスが出来るんだ?」
「人の話聞こう?ってか、そっちが抵抗する間もなくしてきたんでしょ!?」
丁度展望台にいるからか海に向かって叫びたい。
いや、もう叫んでいい?
「彼方の勘違いバカ野郎ーーー!!!」
一度彼方から離れて悲鳴に近い声で叫んだ。