Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~




駅に着くと視線が痛い。


こっちを指さして何か言ってる。



な、なんか変?




黒のショーパンにオレンジ色のボーダーのカットソーで、軽く髪を巻いてみたんだけど…


いい機会だし、ちょっと気合い入れてみたのが間違いだったかな。






「捺禾ちゃーん!おまたせ!」




「あ、マー。」





来てすぐに、じーっと見つめられ戸惑ってしまう。



や、やっぱり可笑しいんじゃ…






「捺禾ちゃ「おー、美人やねぇ。」




上から低い声がして顔を上げると茶髪の爽やか青年と目が合った。



うっ…イケメン…


この頃、あたしはイケメンに弱くなった。それに優しい人に。




< 311 / 412 >

この作品をシェア

pagetop