Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
あ、あれ…目が回る…
どこか体調を崩したかもしれない。
…まぁ、大丈夫。これくらい平気…。
「入って。」
「うん…。」
今はこっちの方が大事なんだから。気にしてなんかいられない。
「お茶淹れてくるから。」と彼方はあたしをソファに誘導してキッチンに立った。
…うぅ、気まずいじゃん。
コポコポとお湯を注いでる音と、あたしの心臓の音が比例している。
この胸の高鳴りはいつもと違う。怖くて緊張している証拠。