Heart × Hunter ~君の心は誰のモノ?~
「ふぁっ…」
服の中に手が入ってきた。
凄く冷たくて声が上がる。
熱い。暑い。身体が熱い。それに触れた手はもの凄く気持ちいい。
もっともっと触れて欲しくなった。
―まだ付き合って少ししか経ってないよ。―
頭の中でそんな声が聴こえる。わかってる。わかってるんだ。
わかってるのに…止まらない。
なのに、
「…やっぱ、」
止めとく。
彼方は言った。キスを一つ落として。
なんで。めちゃくちゃにしてくれれば気が済むはずなのに。
なんでそんな優しい顔をするの。